ソウル市内バスの運転手らの個人情報を無断で流出させた元バス労働組合委員長で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領選候補者(現大統領)の選挙対策本部関係者だった人物と、元労組幹部に罰金刑が下された。
ソウル中央地裁刑事第3単独の李鍾ミン(イ・ジョンミン)判事は30日、個人情報保護法違反でA氏に罰金500万ウォン(約55万円)、B氏に罰金700万ウォンをそれぞれ言い渡した。
A氏は第22代大統領選挙時、国..
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ソウル市内バスの運転手らの個人情報を無断で流出させた元バス労働組合委員長で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領選候補者(現大統領)の選挙対策本部関係者だった人物と、元労組幹部に罰金刑が下された。
ソウル中央地裁刑事第3単独の李鍾ミン(イ・ジョンミン)判事は30日、個人情報保護法違反でA氏に罰金500万ウォン(約55万円)、B氏に罰金700万ウォンをそれぞれ言い渡した。
A氏は第22代大統領選挙時、国民の力の尹錫悦大統領候補選挙対策本部で、職能総括本部の労働組織支援団長として活動した。
ソウル市バス労働組合委員長だったA氏は当時、同労働組合事務局長だったB氏に会い、「組合員の中に尹大統領候補の任命状を受け取りたがっている人がいたら、渡すことができる」と提案し、組合員の氏名や携帯電話番号など個人情報が入ったUSBを受け取ったとして起訴された。
A氏のUSB受け取り後、組合員には実際に「大統領選 国民の力候補・尹錫悦」名義の特別補佐任命状が送られてきた。
同地裁は「組合員の個人情報は情報主体の別途同意が必要な機微情報に該当する」として、「組合員の同意を求めたり、同意の有無を確認したりしたことがないと認められる」と判決理由を述べた。
ハン・ジウン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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