【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は29日、国会情報委員会の国政監査で、ロシアに派遣された北朝鮮軍の動向と関連し、朝鮮人民軍総参謀部のキム・ヨンボク副総参謀長を含む先発隊が戦闘の前線に移動しているという情報を入手したと明らかにした。同委員会の与野党幹事が伝えた。
国情院はキム氏を含む先発隊が前線に移動中という情報について確認しているとし、同氏がロシア製短距離弾道ミサイル「イ..
続き読む
【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は29日、国会情報委員会の国政監査で、ロシアに派遣された北朝鮮軍の動向と関連し、朝鮮人民軍総参謀部のキム・ヨンボク副総参謀長を含む先発隊が戦闘の前線に移動しているという情報を入手したと明らかにした。同委員会の与野党幹事が伝えた。
国情院はキム氏を含む先発隊が前線に移動中という情報について確認しているとし、同氏がロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北朝鮮版とされる短距離弾道ミサイル「火星11(KN23)」と関連して先発隊に加わっているとの見方を示した。
同氏は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の軍側近の一人でロシアに派遣された北朝鮮軍部隊の総責任者と目されている。
国情院はこれと関連して「派遣された北の軍の(ロシア西部の)クルスク州方面への移動が差し迫っている点を示唆する側面もありうる」と分析した。
国情院は、ロシアに派遣された北朝鮮軍兵士の年齢が主に20代前半で、一部10代後半も含まれていると推定した。
ロシアに派遣されたのが北朝鮮軍精鋭の第11軍団「暴風軍団」であることから、基本的な戦闘訓練を受けているはずで、能力を低く評価してはならないとし、現代戦を経験していない派遣兵の戦闘力は未知数な側面があると分析した。
戦争を観戦する視察団をウクライナに派遣するかについては答弁しなかったものの、北朝鮮軍が海外派兵されて戦闘を行うのは初めてで、韓国が北朝鮮軍の能力を把握する絶好の機会だとし、「国家安保にとって必要な全ての案を検討し、ウクライナ側と協議する」と述べた。
聯合ニュース
Copyright (c) Chosunonline.com