▲イラスト=UTOIMAGE
観客がスタジアムに投げ込んだ爆竹を、ベルギーのあるサッカー選手が手で持ち上げて取り除こうとしたところ、爆竹が爆発して指が切断される重傷を負った。
ベルギー紙「ブリュッセル・タイムズ」によると、19日(現地時間)、フランドル西部のジレベケで、フランドルのアマチュア・サッカー・チームKSCTメネンがSKジレベケに4-0で勝った試合の終了直後、メネン所属のファビオ・スキファノ(26)が事故に遭ったとい..
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観客がスタジアムに投げ込んだ爆竹を、ベルギーのあるサッカー選手が手で持ち上げて取り除こうとしたところ、爆竹が爆発して指が切断される重傷を負った。
ベルギー紙「ブリュッセル・タイムズ」によると、19日(現地時間)、フランドル西部のジレベケで、フランドルのアマチュア・サッカー・チームKSCTメネンがSKジレベケに4-0で勝った試合の終了直後、メネン所属のファビオ・スキファノ(26)が事故に遭ったという。この日はスキファノの誕生日で、事故発生時、スキファノはファンと一緒に勝利を祝っていたとのことだ。メネン所属選手たちがファンの前に集まって拍手をしたところ、ある観客がスタジアムに爆竹を投げ込んだ。そして、スキファノがスタジアムから爆竹を持ち去ろうとした瞬間、爆竹が爆発した。
スキファノはあるメディアとのインタビューで、「突然、観客席から何かが投げ込まれたのを見て、発煙筒だと思った。チームメートやファン、特に子どもたちにやけどをしてほしくないと思い、瞬間的に問題の物を片付けようと思った」と語った。ところが、それは発煙筒ではなく爆竹で、手で持ち上げてから2秒もたたないうちに爆発したという。この事故でスキファノは指が1本、完全に切断され、2本が半分切断された状態となったほか、破片が足に刺さるなどの重傷を負い、48時間で手術を3回受けたとのことだ。
現地メディアは「爆竹を投げ込んだ観客はメネンのファンである地元の男(21)であることが確認された」と報道した。男は地方当局によって留置されたが、釈放されたという。爆竹は専門家向けの爆竹「コブラ6」であることが明らかになったが、ベルギーではこの爆竹を個人的に使用することが厳しく禁止されている。ヨーロッパ全域のサッカー競技では爆竹を使用することも禁止されているが、しばしば爆竹がセキュリティー検査をすり抜ける場合もあるという。この男はこうした行為で刑事起訴される立場にあり、スタジアム出入り禁止措置などを受ける可能性があるとのことだ。
イ・ヘジン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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