▲イラスト=UTOIMAGE
韓国環境部(省に相当)が指定した絶滅危惧野生生物2級(近い将来絶滅の危機に直面する可能性が高いもの)のミサゴが死んでいるのが見つかり、環境当局が調査に乗り出した。
韓国国立生物資源館などが21日に明らかにした。それによると、兄山江一帯を調査していた生物資源館の関係者が20日午後、慶尚北道慶州市の菊堂橋近くでミサゴ1羽が死んでいるのを発見した。
菊堂橋は、ミサゴが餌となる魚を求めて集まる浦項市南区..
続き読む
▲イラスト=UTOIMAGE
韓国環境部(省に相当)が指定した絶滅危惧野生生物2級(近い将来絶滅の危機に直面する可能性が高いもの)のミサゴが死んでいるのが見つかり、環境当局が調査に乗り出した。
韓国国立生物資源館などが21日に明らかにした。それによると、兄山江一帯を調査していた生物資源館の関係者が20日午後、慶尚北道慶州市の菊堂橋近くでミサゴ1羽が死んでいるのを発見した。
菊堂橋は、ミサゴが餌となる魚を求めて集まる浦項市南区の兄山江一帯に近い場所だ。
発見された当時、ミサゴは羽の骨が折れており、首と胴体に血が付いていた。強い衝撃を受けて死んだとみられる。
ミサゴは韓国環境部指定の絶滅危惧野生生物2級であり、国際自然保護連合(IUCN)が定めたレッドリストでは準絶滅危惧種となっている。冬の渡り鳥で9月中旬から11月中旬に韓半島の兄山江から江陵の南大川などにかけて滞在し、その後故郷のロシアに帰るという。
現在、浦項の兄山江で魚を獲っているミサゴは3-4羽と推定される。
兄山江の流域でミサゴが死んでいるのが見つかったのは今回が初めて。
ミサゴを撮影するために頻繁に兄山江を訪れるという写真家は「遠くから飛んできてなかなか目にすることもないミサゴが死んだ状態で見つかったというニュースを聞いて、残念でならない」と話した。
キム・ジャア記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com