韓江氏のノーベル文学賞で韓国社会を分断するのはやめよう【コラム】

2024/10/27 11:45

世界がKカルチャーに憧れる時代 最大の立役者は外国人の翻訳者たち ノーベル文学賞を受賞してもケチをつける韓国の人々

▲小説家の韓江氏(右)と翻訳家のデボラ・スミス氏。スミス氏は『菜食主義者』の翻訳後、ソウルの延禧文学創作村で何度か作業した。/ブッカー賞の公式X(旧ツイッター)

 十数年前に研修で米国に行った時、スーパーのレジで言葉の壁にぶつかってショックを受けた。「Paper or Plastic?」。ペーパーが何だって? 初めは全く聞き取れなかった。すると、米国人がもう一度、今度は忠清道方言の話し方のようにゆっくりと聞いてきた。「Paper, or, Plastic?」。その程度の英語力でよくアメリカに来たね、というような表情だった。店員は「買った商品を紙袋とビニール..

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