北朝鮮を「核保有国」にしたジュネーブ合意30周年【コラム】

2024/10/19 15:00

「対話で北朝鮮の核問題を解決」という誤った判断を下して恥をかいても、韓国の核武装には反対 自分たちの運命はどれほど親しい同盟国であっても任せてはならない、という教訓を得よ

▲1994年10月21日、米国務省のロバート・ガルーチ北朝鮮核問題担当大使(写真左)と北朝鮮外交部の姜錫柱・第一副部長がジュネーブ合意文に署名しているところ。/朝鮮日報DB

 1994年10月21日に、北朝鮮の核開発中止と引き換えに軽水炉を提供する米朝ジュネーブ合意が結ばれた後のことだ。在米韓国大使館勤務を終えて帰国した外交官L氏が、同年12月に就任した孔魯明(コン・ロミョン)外相の補佐官として働くことになった。ある日、L氏は孔外相の公用車の中でジュネーブ合意の問題を持ち出した。すると孔外相は「ジュネーブ合意に関与した人々は皆、その結果について責任を負うべきだ」と批判..

続き読む