【ソウル聯合ニュース】北朝鮮と中国の国交樹立から75年を迎えた6日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)と中国の習近平国家主席が祝電を交わした。両国の官営メディアが伝えた。
北朝鮮の朝鮮中央通信によると、金氏は祝電で「親善・協力関係を新時代の要求に合わせて強化発展させるため引き続き努力する」と表明。「伝統ある朝中親善を変わらず継承、発展させていくことは、両国の根本の利益..
続き読む
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮と中国の国交樹立から75年を迎えた6日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)と中国の習近平国家主席が祝電を交わした。両国の官営メディアが伝えた。
北朝鮮の朝鮮中央通信によると、金氏は祝電で「親善・協力関係を新時代の要求に合わせて強化発展させるため引き続き努力する」と表明。「伝統ある朝中親善を変わらず継承、発展させていくことは、両国の根本の利益に合致する」と強調した。
一方、中国・新華社によると、習氏は「戦略的な意思疎通と協調を強化し、友好交流・協力を深める用意がある」と伝えた。
両氏は5年前の国交樹立70年の際にも祝電を交わしているが、当時と比べると分量が少なく友好を呼びかけるトーンも落ち着いたとの指摘が出ている。
金氏の祝電は5年前の809字から497字に、習氏のものは435字から309字に減っている。
また金氏は5年前の祝電で「尊敬する習書記同志」とし、両国の親善を「古今東西、例のない格別なもの」と表現して友好関係を強調した。しかし、今年は習氏の前に「尊敬する」がなく、内容も落ち着いたものとなった。
習氏も5年前は「中朝の伝統的友誼は時間がたつほど強固になり、人々の心に深く染み入る」などの表現を使ったが、今年はトーンダウンした。
両国は今年を「友好の年」と定めているが、ぎくしゃくした関係を反映してか、目立った祝賀行事の開催などは見られない。
ロシアのウクライナ侵攻後、北朝鮮はロシアに急接近しているが、中国は両国の蜜月に複雑な思いを抱き、中朝関係は疎遠になっているとされる。
聯合ニュース
Copyright (c) Chosunonline.com