▲イラスト=UTOIMAGE
米国で、飛行機の機内で前の乗客が突然背もたれを倒したせいで、座席テーブルに置いていたノートパソコンが壊れたという乗客のエピソードがあらためて注目され、機内でのマナー問題を巡ってさまざまな意見が飛び交っている。
米国のインターネットメディア「ユニランド」が23日(現地時間)報じたところによると、あるポッドキャスト(音声配信)のMCを務めるパット・キャシディさんが2020年にデルタ航空を利用した際の..
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米国で、飛行機の機内で前の乗客が突然背もたれを倒したせいで、座席テーブルに置いていたノートパソコンが壊れたという乗客のエピソードがあらためて注目され、機内でのマナー問題を巡ってさまざまな意見が飛び交っている。
米国のインターネットメディア「ユニランド」が23日(現地時間)報じたところによると、あるポッドキャスト(音声配信)のMCを務めるパット・キャシディさんが2020年にデルタ航空を利用した際の経験談が最近ネット上で共有され「座席の背もたれを倒すことを全面的に禁止すべきだ」との主張が広がっている。
キャシディさんは自身のX(旧ツイッター)で、前の席に座っていた乗客が背もたれを倒したせいで自身のノートパソコンが壊れたと主張し、航空会社に責任を追及した。
キャシディさんはデルタ航空に対し「前の座席の乗客が背もたれを倒す際にパソコンが壊れる恐れがあるため、破損を防止するために小さな注意書きを掲示するとか、注意を促す仕組みがあるといい」と提案した。
さらに「客室乗務員が私の所にやって来て『前の席の乗客は背もたれを倒すことができる』と言った上で、問題がなかったかと尋ねてきた」として「非常にありがたかった」と皮肉った。その上で「デルタ航空の座席が私の生計をぶち壊した」と怒りをあらわにした。
キャシディさんはその後、デルタ航空側から75ドル(現在のレートで約1万800円)程度の補償を受けたことを明らかにした。キャシディさんは「デルタ航空は依然として座席の背もたれに注意書きを掲示していない」として「悲しいことだ」と述べた。
キャシディさんのこのエピソードは最近になってSNS(交流サイト)で拡散され、ネット上で「飛行機でのマナー問題」を巡る論争に発展した。ネットでは「旅行するとき一番嫌なこと。座席を倒すのは無礼な振る舞いだ」としてキャシディさんの意見に共感する声がある一方で、「前の座席の背もたれは後ろに倒れるようになっているのだから、壊れやすい物を前の座席に立てかけないのは常識だ」という意見も見られた。
韓国でもさまざまな意見が飛び交った。韓国のネットでは「後ろの席の状況を確認してから背もたれを倒すのが礼儀」「背もたれは倒れるようにできているのに、その機能を『使うな』というのもおかしい」「背もたれの(機能の)使用を控えるよう注意するのではなく、テーブルに物を置くときは気を付けるよう注意喚起すべき」などさまざまな反応が見られた。
キム・ジャア記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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