韓国人気俳優・車仁杓の慰安婦小説 なぜ英オックスフォード大は韓国学必修教材に採用したのか【コラム】

2024/09/16 11:45

各国で銃声が鳴り響く今の世界 「フン・ハルモニ(おばあさん)」の話から許しと連帯を訴える小説を書いた車仁杓氏 親日断罪の雰囲気が高まる韓国政界の目を覚まさせるか 光復から80年、韓日国交回復60年を歴史の大転換期とすべき

▲「オックスフォード韓国文学フェスティバル」に招待され講演するタレントの車仁杓(チャ・インピョ)氏。6月撮影。/駐英韓国文化院

 タレントの車仁杓(チャ・インピョ)氏が小説を書く決意したのは除隊したばかりの1997年夏だった。その日テレビをつけると背が低い丸顔の老女が空港のゲートから出てくる様子がライブ中継されていた。16歳で日本軍慰安婦として連れ去られ、カンボジアの奥地で55年生きてきたという女性だ。「死ぬ前に一度は故郷に何としても来てみたかった」と語る70代の女性が入国ゲートで「アリラン」を歌った時、車仁杓氏は「針が胸..

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