120兆ウォン規模の市場を揺るがす韓国人のEV恐怖症

2024/09/16 11:15

▲8月1日に仁川市の地下駐車場で発生した火災で全焼したEVが2回目の合同鑑識を受けるためにフォークリフトに乗せられ、整備工場の内部に向かっている/仁川市西区の自動車整備工場、ニュース1

 韓国の電気自動車(EV)の生態系が危機に瀕している。内燃機関より割高な価格、充電の不便さなどインフラ不備の問題が浮上し、EVの一時的な需要停滞が景気低迷とあいまって世界的に危機が広がっている。韓国ではさらに、8月1日に仁川市で起きたEV火災事故による恐怖症まで重なり、危機感が一層高まっている。

 それでも世界的にEVは「避けられない未来」であることに異論はない。2016年のパリ協定以後、世界各国は..

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