▲イラスト=UTOIMAGE
肥満と戦うために若くしてボディビルダーになったブラジルの19歳の男性が突然死した。英紙ザ・ミラーなどが3日(現地時間)に報道した。
報道によると、ブラジル出身のボディビルダー、マテウス・パブラクさん(19)が1日、ブラジル南部サンタカタリーナ州ブルメナウの自宅で死亡したとのことだ。死因は心臓まひとみられている。パブラクさんのコーチだった元トレーナーのルーカス・シェガッティさんは交流サイト(SNS..
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▲イラスト=UTOIMAGE
肥満と戦うために若くしてボディビルダーになったブラジルの19歳の男性が突然死した。英紙ザ・ミラーなどが3日(現地時間)に報道した。
報道によると、ブラジル出身のボディビルダー、マテウス・パブラクさん(19)が1日、ブラジル南部サンタカタリーナ州ブルメナウの自宅で死亡したとのことだ。死因は心臓まひとみられている。パブラクさんのコーチだった元トレーナーのルーカス・シェガッティさんは交流サイト(SNS)に「今日は素晴らしい友人を失った悲しい一日だった」「彼は立派な将来が保障された尊敬されるアスリートだった。彼を指導する機会を得たことを非常に誇りに思う」とその死を伝えた。
パブラクさんは肥満を克服するため、5年前の14歳でボディビルを始め、2022年から本格的に大会優勝を目指していた。サンタカタリーナ州で開催される大会に定期的に出場し、昨年はU23ボディビル大会で優勝して「ミスター・ブルメナウ」のタイトルを獲得した。今年の地域大会にも出場して上位10位内に入っている。
SNSで自身の変化を記録してきたパブラクさんはある投稿で「あなたの夢がいくら難しかったり、不可能だったりしも、切実に望めば成し遂げられる」と前向きなメッセージを送っていた。
一部では「パブラクさんの死はステロイド剤と関係があるのではないか」と憶測する声も上がっている。これに対して遺族や知人たちは「軽率な憶測はしないでほしい」としている。
ボディビルダーが主に使用するステロイド剤はタンパク質同化ステロイドで、テストステロンなどの男性ホルモンを合成して作った「アナボリックステロイド」がその代表的な例だ。タンパク質の合成を促進して筋肉を大きくし、筋力を高める効果があるが、副作用も深刻だ。米国国立薬物乱用研究所によると、アナボリックステロイドを乱用すると、男性の場合は不妊や女性化乳房などの副作用を起こす可能性があるほか、男女とも心臓まひ、肝臓がん、にきび、糖尿病、心筋梗塞などの疾患が発生する可能性が高くなるとのことだ。
イ・ヘジン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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