28日に釜山社稷野球場で行われた韓国プロ野球ロッテ・ジャイアンツ対ハンファ・イーグルスの試合で、ボーイズグループ「WINNER(ウィナー)」のイ・スンフンが始球式のマウンドに登場し、「ダンス始球式」を披露した。これを巡り、ネット上の意見は「試合の流れや選手たちの集中力に影響を及ぼす恐れがある」という批判と「準備が際立つパフォーマンス」という評価に分かれた。
イ・スンフンはこの日、ロッテ・ジャイア..
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28日に釜山社稷野球場で行われた韓国プロ野球ロッテ・ジャイアンツ対ハンファ・イーグルスの試合で、ボーイズグループ「WINNER(ウィナー)」のイ・スンフンが始球式のマウンドに登場し、「ダンス始球式」を披露した。これを巡り、ネット上の意見は「試合の流れや選手たちの集中力に影響を及ぼす恐れがある」という批判と「準備が際立つパフォーマンス」という評価に分かれた。
イ・スンフンはこの日、ロッテ・ジャイアンツのファンであることを明かし、始球式のマウンドに上がった。イ・スンフンは「ロッテのWINNERが来ました。勝利、ジャイアンツ、声を上げよう」と叫び、ムードを盛り上げた。その後、一度投球ポーズをしたかと思うと突然音楽に合わせて踊り始めた。球場に流れるイ・スンフンのソロ曲『MY TYPE』に合わせたダンスは、およそ18秒間続いた。その間、捕手の孫晟賓(ソン・ソンビン)は捕球の姿勢で待っていたが、ボールが飛んでくることはなく、パフォーマンス後にイ・スンフンが投げたボールはホームプレートに当たって高くバウンドしたため、孫晟賓は後逸してしまった。
この場面はイ・スンフンのインスタグラムにもアップされた。イ・スンフンは動画に「First pitch」というコメントと「#ロッテジャイアンツ」というハッシュタグを付けた。
この始球式を巡っては、「試合の流れと選手の集中力を阻害する」という批判が起きた。慎重にマウンドに上がる他の始球式ゲストと比較するようなコメントもあった。ネットでは「始球式は時間を長く掛けると喜ばれない」「マウンドが荒れただろうから、地面をならしてから降りてこいよ」「サッカーで言えば、キックインセレモニーで男性アイドルが芝を蹴り散らしながらボールをキックするようなものだ」「捕手は待ちくたびれてイライラしたんじゃないか」「あんなことしてロッテが負けたら罵倒されるぞ」「ピッチングだけでもちゃんとしていれば問題にならなかっただろうに」などの反応が見られた。
韓国野球委員会(KBO)には、始球式を問題視した一部のファンから「試合の流れを妨害する不適切な始球式が行われないよう、対策を講じてほしい」と苦情が寄せられた。特に、この日はロッテが0-7でハンファに敗れたため、否定的な見方が一層強まったようだ。
一方、ユニークなパフォーマンスを準備したイ・スンフンを好意的に評価する声もあった。実際に動画を見ると、イ・スンフンがダンスを踊っている間、観客席からは歓声が上がっていた。ネットでは「私は1億ウォン(約1100万円)もらってもできないと思う。すごいよ」「まさにイベントだった。ショーはショーとして見ようよ」「始球式のおかげでムードが一気に盛り上がった」「いつもと違う始球式だから面白いと思うけどね」「ああいうのをやってほしくて芸能人を始球式に呼んでるんじゃないの?」「ロッテが負けたから、罪のない始球式ゲストに八つ当たりしてる」「あの程度でマウンドが荒れたなんていうのは強引だ」などの反応が出ていた。
イ・ヘジン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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