▲イラスト=チョソン・デザイン・ラボ・Midjourney
交通事故で足首切断の重傷を負った70代男性が手術を行う病院が見当たらず、いわゆる「病院たらい回し」の末に死亡していた事実が後から明らかになった。
全北特別自治道消防本部が25日に明らかにした。それによると今月18日午前11時55分ごろ、益山市内のある路上で70代の男性の運転していた乗用車が横転する事故が発生した。この事故で男性は車の外に投げ出され、左足首切断に加え頭や腰にも重傷を負った。
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▲イラスト=チョソン・デザイン・ラボ・Midjourney
交通事故で足首切断の重傷を負った70代男性が手術を行う病院が見当たらず、いわゆる「病院たらい回し」の末に死亡していた事実が後から明らかになった。
全北特別自治道消防本部が25日に明らかにした。それによると今月18日午前11時55分ごろ、益山市内のある路上で70代の男性の運転していた乗用車が横転する事故が発生した。この事故で男性は車の外に投げ出され、左足首切断に加え頭や腰にも重傷を負った。
通報を受け現場に到着した救急隊員らは現場から近い円光大学病院圏域外傷センターに手術が可能か問い合わせた。病院側は「手術ができる専門医が当直後に退勤したため対応できる医師がいない」として受け入れを断った。救急隊員らは全州市の全北大学病院にも問い合わせたが、「専門医が手術中」「すぐに対応できない」としてやはり断られたという。
救急隊員らは男性を現場から約35キロ離れた全州市内のある病院に搬送したが、この病院でも「多発外傷のため手術が難しく、総合病院に搬送してほしい」としてやはり受け入れを拒否されたという。
男性は同日午後1時19分ごろ、全州市内の別の病院に搬送されたが、状態が悪化し息を引き取った。通報から1時間20分後だった。この病院には当時手術可能な専門医がいたが、男性の状態がすでに極度に悪化していたため治療はできなかったという。
キム・ジョンヨプ記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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