【TV朝鮮】(アンカー)
昨年、凶器を使った無差別暴行事件が相次いだことから、警察では人通りの少ない場所に「音声認識非常ベル」の設置を始めました。ですが、周辺の騒音で非常ベルが鳴ってしまったり、悲鳴を上げても作動しなかったりして、「無用の長物」との指摘も多数ありました。そこで、警察では人工知能(AI)技術を活用し、人間の悲鳴にだけ作動する非常ベルを設置しました。イ・ナラ記者が独自取材しました。
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【TV朝鮮】(アンカー)
昨年、凶器を使った無差別暴行事件が相次いだことから、警察では人通りの少ない場所に「音声認識非常ベル」の設置を始めました。ですが、周辺の騒音で非常ベルが鳴ってしまったり、悲鳴を上げても作動しなかったりして、「無用の長物」との指摘も多数ありました。そこで、警察では人工知能(AI)技術を活用し、人間の悲鳴にだけ作動する非常ベルを設置しました。イ・ナラ記者が独自取材しました。
(記者リポート)
危険な状況に追い込まれた人が大声で叫ぶと…
「助けてください! 助けて!」
非常ベルが自動的に鳴り、警察への通報まで行われます。
「警察官を呼んでいます」
新たに導入された非常ベルにはAI技術が使われていて、人の声を区別することができます。
「ワンワン!」(無反応)
「助けてください! 助けて!」「警察官を呼んでいます」
最大で20メートル離れた場所や、騒音がひどい場所でも、人の声だけを正確に認識します。
(ペ・セウク /ソウル・瑞草警察署犯罪予防対応課警部補)
「現在、特定の言語や悲鳴についてだけ認知できるようにAIシステムを利用して学習されているので、誤作動は最小限(になっています)」
非常ベルが鳴ると、周辺の防犯カメラも撮影範囲を変え、集中的に監視することができます。
(シン・ナンヒさん /京畿道城南市)
「小さい子どもたち、女の子たちもこういう公園で遊んでいると、(トイレを)よく使うじゃないですか。そういうのがあると、ここで暮らしている住民としてはとてもいいですね」
ソウル市瑞草区の公衆トイレや散策路など19カ所にAI非常ベルを設置した警察は、試験運用を経て全国に設置を拡大させる予定です。TV朝鮮、イ・ナラがお伝えしました。
(2024年7月23日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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