「東京の豪商」徐甲虎【コラム】

2024/07/27 21:05

▲韓国の駐日大使公邸が12日、大使館の用地を韓国政府に寄贈した実業家、徐甲虎(ソ・ガプホ、1915~1976)氏(邦林紡績創業者)の雅号にちなみ、「東鳴斎」と命名された。大使官邸で開かれた命名式に出席した尹徳敏(ユン・ドクミン)駐日韓国大使(左から2番目)と故人の遺族らが除幕式の後、記念撮影をしている/聯合ニュース

 東京の富裕層が住む港区麻布は外交の中心地でもある。フランス、ドイツ、イタリア、中国、ロシアの大使館がある。麻布に隣接する赤坂には米国、カナダの大使館がある。

 19世紀から20世紀初めにかけ、アジアに進出した世界列強は東京の麻布の上に地図を描いた。本来麻布は幕府時代に大名が屋敷を置いたところだ。明治政権が大名をなくすと、西欧列強にとっては「警備に有利で広い大名屋敷」が最高の立地だった。

 1965年..

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