世界初の人工知能(AI)ミスコンテストで、最終優勝者が決まった。
クリエイター・プラットフォームの「Fanvue」は8日(現地時間)、「ワールド・AI・クリエイター・アワード(WAICA)の最終グランプリに、モロッコのケンザ・ライリ(Kenza Layli)を選定した」と発表した。準グランプリはフランスのラリナ(Lalina)、3位はポルトガルのオリビア・C(Olivia C)だった。
賞金は、..
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世界初の人工知能(AI)ミスコンテストで、最終優勝者が決まった。
クリエイター・プラットフォームの「Fanvue」は8日(現地時間)、「ワールド・AI・クリエイター・アワード(WAICA)の最終グランプリに、モロッコのケンザ・ライリ(Kenza Layli)を選定した」と発表した。準グランプリはフランスのラリナ(Lalina)、3位はポルトガルのオリビア・C(Olivia C)だった。
賞金は、グランプリが1万3000ドル(現在のレートで約210万円。以下同じ)、2位が5000ドル(約81万円)、3位が2000ドル(約32万円)だ。実在の人物ではないとあって、賞金はクリエイターに帰属する。
先にFanvueは、今年初めから世界初のAIミスコンテスト(Miss AI 2024)を開いて参加者を募っていた。審査の基準は▲美しさ▲技術▲ソーシャルメディアでの影響力の計3点で、生成されたAIイメージがどれだけバランスが取れていて「美人」の基準にふさわしいか、参加者がAIイメージを生成する際にどれほど巧みにプロンプトを組んだか、AI生成画像で問題が発生しやすい手や目の周辺がどれだけ実際の人間のようにうまくできたかなどを評価した。
審査委員団には、実在の人間だけでなくAIも含まれた。今回の結果について、審査委員団は「ライリに用いられた先端技術と、その魅力的な“性格”に深い印象を受けた」とコメントした。
「ミスAI」に選定されたライリのクリエイターは「ミスAIで優勝したことで、AI技術の発展に寄与する作業を続けようという動機がさらに高まった」と語った。
ライリのクリエイターは、勝利を祝うため、AIで生成した受賞所感動画も公開した。唇の動きが多少不自然ではあったが、顔立ちは実際の人間のように見えた。
この動画でライリは「まず、AIクリエイターたちに感謝を表する。人工知能の前向きな影響を情熱的に表現する機会を得ることができて非常に感謝している」とし「このたびは革新、協力、そして私たちの未来の価値に対する力を証明した」「モロッコやアラブ世界を含め全世界の女性の力を強化し、技術産業において女性の声を拡大する使命を続けていきたい」とも語った。
Fanvueの共同創立者であるウィル・モナンジュ(Will Monange)は「ライリだけでなく、全ての参加者に大きなお祝いを伝える」とし「WAICAのコンセプトは、これまで以上にAIクリエイターが注目されるようにすることだった。私たちは、この授賞式の未来と今後の行方について、とても期待している」と語った。
パク・ソンミン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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