▲イラスト=UTOIMAGE
【NEWSIS】高速道路を走行中に夫婦げんかが原因で車から降りた妻が後続の高速バスにひかれて死亡した事故をめぐり、裁判所が高速バスの運転手だけでなく、死亡した女性の夫にも禁固刑を言い渡した。
韓国法曹界が27日に明らかにしたところによると、大田地裁は26日、交通事故処理特例法違反(致死)の罪で起訴されていたバス運転手(59)に対し禁固1年を、業務上過失致死罪で起訴された夫(66)に禁固2年を、そ..
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【NEWSIS】高速道路を走行中に夫婦げんかが原因で車から降りた妻が後続の高速バスにひかれて死亡した事故をめぐり、裁判所が高速バスの運転手だけでなく、死亡した女性の夫にも禁固刑を言い渡した。
韓国法曹界が27日に明らかにしたところによると、大田地裁は26日、交通事故処理特例法違反(致死)の罪で起訴されていたバス運転手(59)に対し禁固1年を、業務上過失致死罪で起訴された夫(66)に禁固2年を、それぞれ言い渡した。
バスの運転手は昨年3月19日午前9時25分ごろ、忠清北道清州市内を通る京釜高速道路ソウル方面の路上で高速バスを運転中、停車していた車の後ろにいた女性(65)をひいて死亡させたとして起訴されていた。
警察による調査の結果、女性の夫は事故が起きる直前、高速道路でスピードの出しすぎをめぐって女性と言い争っていたことが分かった。女性の夫はカッとなって急にバス専用車線のほうに車線変更をして車を止めた。その後、夫が車から降りたため女性は助手席から降りて運転席側に移動しようとして事故に遭ったことが分かった。
裁判は「バスの運転手は前方注意義務を怠って女性を死亡させ、遺族と合意に至っていない」と指摘した。
さらに、女性の夫についても「3000万ウォン(約35万円)の刑事供託金を預けてはいるものの、遺族側に受け取る意思がないため、情状酌量の余地は限定的」だとして「カッとなって急に車線を変更して車を止め、女性を死亡させるなど、業務上の過失があり遺族から許されていない点などを考慮した」と説明した。
チェ・ユンソ記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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