「北を称賛」と物議を醸した平壌演説巡り文在寅前大統領「民族の自尊心・不屈の勇気という表現は私が入れた」(上)

2024/06/02 20:35

〈李河遠の外交プリズム〉 文在寅・前大統領の回顧録、2018年9月の「北朝鮮称賛」論争演説の件も蒸し返す 「平壌の発展に驚いて…民族の自尊心を守る不屈の勇気を示した」と演説 「保守層が不満に感じるかもしれないが、言うべきだと思って押し切って言った」

▲2018年9月19日、当時の文在寅大統領が金正淑夫人と共に、平壌の綾羅島5・1競技場に入場してあいさつしている。/聯合ニュース

 5月17日に出版された文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の回顧録『辺境から中心へ』に対する批判世論が強まっています。「韓国大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権の精神的捕虜になったのではないか」という指摘が出るほどに、全655ページにわたって、北朝鮮に傾倒した見方を示した-という批判が多いです。回顧録の基調は「米国に対する不満と北朝鮮の非核化意思代弁」です。文・前大統領は同書で「米国や韓国..

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