▲イラスト=UTOIMAGE
韓国で車を運転中、交差点に進入する前に信号が黄色に変わったとすれば、車が交差点内に取り残されることが予想されても、必ず停止しなければならない――。
韓国大法院は13日までに、交通事故処理特例法違反の罪で起訴された被告に対する無罪判決を取り消し、審理を仁川地裁に差し戻した。
被告は2021年7月、京畿道富川市で乗用車を運転中、交差点でバイクと衝突し、相手にけがを負わせたとして起訴された。 交差点に..
続き読む
▲イラスト=UTOIMAGE
韓国で車を運転中、交差点に進入する前に信号が黄色に変わったとすれば、車が交差点内に取り残されることが予想されても、必ず停止しなければならない――。
韓国大法院は13日までに、交通事故処理特例法違反の罪で起訴された被告に対する無罪判決を取り消し、審理を仁川地裁に差し戻した。
被告は2021年7月、京畿道富川市で乗用車を運転中、交差点でバイクと衝突し、相手にけがを負わせたとして起訴された。 交差点に進入する直前、信号が黄色に変わったにもかかわらず、被告は停止せず、そのまま交差点に進入して事故を起こした。
被告は一審で無罪になった。黄信号に変わった際、被告の乗用車と停止線の距離は約8.3メートルだったが、急ブレーキをかけたとしても、車は停止線を20メートル以上越えたと推定された。一審は「被告が黄信号で車を停止した場合、交差点の中央で停止する可能性があった」とし、「停止しなかったことを信号無視と見なすことはできない」と判断した。 二審も同じ趣旨で無罪とした。
しかし、大法院は信号無視だと判断した。大法院は「交差点進入前に黄信号に変わった以上、車両が停止線を越えると予想されても、交差点の直前で止まらなかったとすれば、信号に違反したと見なすべきだ」とし、「下級審の判断は道路交通法の法理を誤解している」と指摘した。大法院関係者は「『車両が交差点に進入する前に黄信号に変わった場合、停止しなければならず、運転者が停止するかどうかを選択することはできない』という大法院の判例に従ったものだ」と説明した。
パン・グクリョル記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com