【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は3日、北朝鮮が2日に発射実験を行った中長距離極超音速ミサイルの飛行距離と軌道変更について、「北が主張する飛行距離(1000キロ)はわが軍の分析と違いがあり、誇張されたとみている」として、「韓米日が分析した結果は約600キロ」と明らかにした。
北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、極超音速弾頭を搭載した固体燃料式の新型中長距離弾道ミサイルの初の発射実験に成功したと報じ..
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【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は3日、北朝鮮が2日に発射実験を行った中長距離極超音速ミサイルの飛行距離と軌道変更について、「北が主張する飛行距離(1000キロ)はわが軍の分析と違いがあり、誇張されたとみている」として、「韓米日が分析した結果は約600キロ」と明らかにした。
北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、極超音速弾頭を搭載した固体燃料式の新型中長距離弾道ミサイルの初の発射実験に成功したと報じた。安全を考慮して射程を1000キロに制限し、変則軌道で飛行したという。
合同参謀本部と北朝鮮が発表した飛行距離に約400キロの差があり、韓国軍のレーダーが軌道を変更しながら飛行する極超音速ミサイルを探知できなかったとの指摘が出ていた。
合同参謀本部は北朝鮮が2段目エンジンの点火を遅らせ、2段目エンジンの燃焼中に飛行方向を変更したと主張したことに関しても、「わが軍の分析と違いがあり、誇張されたと分析している」と明らかにした。同本部関係者は「ミサイルが最高高度に達した後、水平移動して下降する軌跡だった」と説明した。
合同参謀本部は「固体燃料式の新型極超音速ミサイルの初の発射実験で、開発初期段階のミサイルの飛行性能実験に重点を置いたとみられる」として、「一部技術に進展があったと評価できる」と分析。ただ、「極超音速ミサイルは米国、中国、ロシアなど(ミサイル分野の)先進国も開発中である高難度の技術が求められる」とし、「戦力化の時期の予断は難しいが、相当な期間がかかる」との見通しを示した。
また、北朝鮮が開発中の固体燃料式弾道ミサイルについては、「短距離の固体燃料式弾道ミサイルは開発完了の段階にあるが、極超音速と大陸間弾道ミサイル(ICBM)級は弾頭の熱防御、再突入能力などの検証が必要だ」と分析した。
聯合ニュース
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