▲イラスト=UTOIMAGE
大韓航空の乗務員が、機内で意識を失って倒れた外国人乗客の命を救っていたことが明らかになった。大韓航空などが1日に発表した。
発表によると、2月に仁川国際空港から出発してネパールの首都カトマンズに向かっていた大韓航空機の機内で、ネパール人乗客Aさんが意識を失って倒れたという。
Aさんは離陸して数時間たった後、急に手足がこわばるなど、体をきちんと支えられなくなった。この時、スナックを配っていた乗務員..
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▲イラスト=UTOIMAGE
大韓航空の乗務員が、機内で意識を失って倒れた外国人乗客の命を救っていたことが明らかになった。大韓航空などが1日に発表した。
発表によると、2月に仁川国際空港から出発してネパールの首都カトマンズに向かっていた大韓航空機の機内で、ネパール人乗客Aさんが意識を失って倒れたという。
Aさんは離陸して数時間たった後、急に手足がこわばるなど、体をきちんと支えられなくなった。この時、スナックを配っていた乗務員のパク・ドンジンさんがAさんの状態を確認し、直ちに他の乗務員らに非常事態であることを知らせた。
乗務員たちはAさんの脈拍と血圧を確認し、他の乗客の協力を得て座席に寝かせた。
そして、「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」と機内放送で呼びかけたが、応答はなかった。このため、乗務員は大韓航空の「24時間地上応急医療体系」に基づき、韓国の医療スタッフの助言を受けて、自ら応急手当を実施した。
この時、看護師のネパール人乗客など周囲の乗客たちも協力したとのことだ。
Aさんは応急手当開始から約1時間後に意識を取り戻した。そして、着陸後は地上で待機していた医療スタッフに安全に引き継がれた。
大韓航空ではこのような機内の緊急事態に備え、普段から乗務員を対象に年1回、定期安全教育を実施しているとのことだ。
キム・ミョンイル記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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