【ソウル聯合ニュース】韓国海軍が副士官と将校だけを乗組員とする艦艇の試験航行を進めていることが8日、確認された。海軍の関係者は「兵役資源の減少に伴う兵力問題の解決と、艦艇運用の専門性確保のため」と話している。
軍当局によると、海軍は昨年3月、仁川級護衛艦(FFG、2500トン級)など3隻に幹部だけ乗艦させ、試験航行を開始した。今年2月からは高速ミサイル艇(PKG、450トン級)3隻も試験航行の対象..
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【ソウル聯合ニュース】韓国海軍が副士官と将校だけを乗組員とする艦艇の試験航行を進めていることが8日、確認された。海軍の関係者は「兵役資源の減少に伴う兵力問題の解決と、艦艇運用の専門性確保のため」と話している。
軍当局によると、海軍は昨年3月、仁川級護衛艦(FFG、2500トン級)など3隻に幹部だけ乗艦させ、試験航行を開始した。今年2月からは高速ミサイル艇(PKG、450トン級)3隻も試験航行の対象とした。
水上艦に兵士を乗せず、乗組員を幹部だけで編成するのは初めての試み。さまざまな艦艇を対象に新たな運用を目指しているようだ。
海軍は今年中に、試験航行の成果を踏まえて対象艦艇の追加や期間延長などの是非を決める予定だ。
こうした取り組みは海軍兵士減少への対応とみられる。
海軍兵士の定員に対する志願者数は2020年が173.5%、21年は225.3%だったが、22年は124.9%に低下した。定員に対し、合格して実際に入営した割合は20年が100.5%、21年が94.3%で、22年は70.1%まで落ち込んだ。
艦艇勤務の場合、出動期間は携帯電話の使用が制限され、外泊・外出はできない。兵役義務者の服務期間が海軍は20カ月と、陸軍より2カ月長いことも志願者減少の要因に挙げられる。
少子化が加速する中、軍全体の兵力資源は急速に減少し、海軍に志願する兵役義務者はさらに減る見通しだ。
聯合ニュース
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