▲イラスト=UTOIMAGE
韓国の無人店舗の床に飲料水がこぼれているのを見つけた客たちが、まるで自分の仕事であるかのように床をきれいにして出ていく様子が公開され、話題になっている。
韓国のニュース専門放送局YTNが5日に報じたところによると、今月1日午前6時40分ごろ、釜山市大淵洞にある無人の軽食店で、積み上げられていた箱が崩れ、中に入っていた大量の缶飲料が転がり落ちるとともに、缶の中身が床にこぼれた。
公開された監視カメ..
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▲イラスト=UTOIMAGE
韓国の無人店舗の床に飲料水がこぼれているのを見つけた客たちが、まるで自分の仕事であるかのように床をきれいにして出ていく様子が公開され、話題になっている。
韓国のニュース専門放送局YTNが5日に報じたところによると、今月1日午前6時40分ごろ、釜山市大淵洞にある無人の軽食店で、積み上げられていた箱が崩れ、中に入っていた大量の缶飲料が転がり落ちるとともに、缶の中身が床にこぼれた。
公開された監視カメラの映像を見ると、外が明るくなってから店内に入ってきた男性4人が、即座に缶飲料が散らばっている方へと向かい、その場を片付け始めた。
男性たちは上着を脱いで袖をまくり上げると、本格的に掃除を始めた。そのうち1人は床に膝をついてティッシュペーパーでこぼれた飲料水を拭いていた。男性たちは床に落ちた品物も陳列台の上に整然と並べた。そして掃除を全て終えてから、自分たちの食べる軽食を選び始めた。
飲料水の箱が崩れたことを確認し、これを収拾するために店舗に向かった無人店舗の社長Aさんは、既にきれいに片付けられた店内を見て驚いた。
Aさんはその後、監視カメラの映像を確認し、男性たちが自ら進んで片付けを行っていたことを知った。Aさんは、男性たちに感謝の気持ちを直接伝えて小さな誠意を表したい、と話した。
Aさんは「監視カメラを確認したところ、床に膝をついてまで(床をきれいに掃除してくれていた)。だからその姿にものすごく私は(感動した)」として「食事をしたまま片付けずに去っていく方もいる中で、自分が散らかしたわけでもないのに自ら片付けてくださったことに対して、本当にありがたく思っている」と話した。
キム・ミョンイル記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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