同じチームの後輩選手に対するいじめ疑惑が取りざたされていた韓国プロバレーボール「Vリーグ」女子、ペッパー貯蓄銀行所属のオ・ジヨン選手(35)が、1年間の資格停止処分を受けた。
韓国バレーボール連盟(KOVO)は27日、連盟大会議室で、オ・ジヨン選手の人権侵害行為に関する2回目の賞罰委員会を開催。KOVOは「オ・ジヨン選手および被害者の選手を再度出席させたほか、ペッパー貯蓄銀行の関係者にも説明の機..
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同じチームの後輩選手に対するいじめ疑惑が取りざたされていた韓国プロバレーボール「Vリーグ」女子、ペッパー貯蓄銀行所属のオ・ジヨン選手(35)が、1年間の資格停止処分を受けた。
韓国バレーボール連盟(KOVO)は27日、連盟大会議室で、オ・ジヨン選手の人権侵害行為に関する2回目の賞罰委員会を開催。KOVOは「オ・ジヨン選手および被害者の選手を再度出席させたほか、ペッパー貯蓄銀行の関係者にも説明の機会を与え、球団の参考人らから事情聴取を行うなど、正確な事実関係の把握に万全を期した」「その結果、いじめや暴言など、オ・ジヨン選手によるチームメートへの人権侵害行為があったことを確認した」と明らかにした。
このため賞罰委員会は選手人権保護委員会規定と賞罰規定に則り、オ・ジヨン選手に1年間の資格停止処分を下すことを決めた。KOVOは「こうした行為は重大な反社会的行為であり、今後プロスポーツ界で暴き出さなければならない悪習だ」として「二度と同様の行為が起きないよう制裁することにした」と説明した。また「賞罰委員会は当該球団に対し、選手団管理に万全を期するよう要請した」とも述べた。オ・ジヨン選手は再審を要請することができる。
韓国代表のリベロとして活躍したオ・ジヨン選手は、2022年にGSカルテックスからペッパー貯蓄銀行に移籍。ペッパー貯蓄銀行球団は22日、チーム内でいじめ疑惑があることを確認して調査を実施し、連盟に直接報告したと明らかにした。23日にはKOVOで第1回の賞罰委員会が開催されたが、結論は出なかった。
女子リーグで最下位の7位と低迷するペッパー貯蓄銀行は、Vリーグ女子の通算最多連敗記録(23連敗)を更新し、23日にようやく今シーズン3勝目(28敗)を挙げた。ペッパー貯蓄銀行はジョー・トリンジー監督(37)=米国=を解任する方向で手続きを進めているという。
チェ・スヒョン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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