ウクライナへの武器供与は自制すべきか【朝鮮日報コラム】

2024/03/03 17:05

今後ウクライナによる劇的な反転攻勢がなければこの戦争は6・25と同じく休戦で終わる ロシアに対してレバレッジなしに善意だけを訴えても勝算はない 韓国が武器輸出自制方針の撤回を発表するだけでロシアに圧力 NATOに借りをつくらせ韓国が国難に直面したときに堂々と支援を要請できるようにせよ

▲2023年7月にウクライナを電撃訪問した尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領。キーウ市内の聖ソフィア大聖堂でウクライナのゼレンスキー大統領と互いに手を取り合いながら対話を交わした。/韓国大統領室提供

 ロシアによるウクライナ侵攻が3年目に入った。ウクライナは文字通り孤軍奮闘しているが、ロシアに占領された領土の回復は一層難しくなり、米国や欧州連合(EU)からの支援も先細りしている。今後劇的な反転攻勢がなければウクライナでの戦闘は最終的に韓国戦争と同じく休戦で終わるだろう。ただその一方でロシアによる侵攻はフィンランドやスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を促し西側陣営を結束させた。そのた..

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