平壌の春【朝鮮日報コラム】

2024/02/18 17:35

金正恩の治績だという「平壌ニュータウン」 実情は、賄賂が幅を利かせる不正の伏魔殿 配給が途絶えるかもと戦々恐々の住民たち 「封鎖は終わったのに核のせいでこのありさま」

▲昨年4月に完工した平壌・和盛地区の第1段階マンション団地。/労働新聞・ニュース1

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)が政権獲得後、初めて経済の失敗を認めたのは、新型コロナがまん延していた2020年8月の労働党中央委全員会議でのことだった。経済の諸目標が「ひどく未達であった」と語った。専門家らは耳を疑った。北朝鮮において、首領は「無誤謬(ごびゅう)の化身」だ。誤り、失敗を絶対に認めない。外部環境や幹部らのせいだという、いわゆる「幽体離脱話法」を使うとしても、天に唾してわが身に降..

続き読む