▲写真=MBCラジオの時事番組『申荘植(シン・ジャンシク)のニュース・ハイキック』
韓国公共放送局MBCラジオの時事番組『申荘植(シン・ジャンシク)のニュース・ハイキック』(以下『ニュース・ハイキック』)の進行役を務める申荘植氏が、番組から降板する。申氏は29日の生放送中、「2月8日に最後の放送をすることにした」と明かした。
昨年1月から放送されているこの番組は、これまでパネリストの構成や番組内容などの点で「偏向している」との指摘を受けてきた。最近、総選挙を前に発足した選挙放送..
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▲写真=MBCラジオの時事番組『申荘植(シン・ジャンシク)のニュース・ハイキック』
韓国公共放送局MBCラジオの時事番組『申荘植(シン・ジャンシク)のニュース・ハイキック』(以下『ニュース・ハイキック』)の進行役を務める申荘植氏が、番組から降板する。申氏は29日の生放送中、「2月8日に最後の放送をすることにした」と明かした。
昨年1月から放送されているこの番組は、これまでパネリストの構成や番組内容などの点で「偏向している」との指摘を受けてきた。最近、総選挙を前に発足した選挙放送審議委員会(選放委)が、同番組に対し相次いで法定制裁を議決したこともある。これは、申氏の降板に影響を及ぼしたとみられている。申氏は番組内で「MBCにこれ以上負担をかけることはできない」と語った。
選放委は今月11日と25日に開いた会議で「(『ニュース・ハイキック』は)野党寄りのパネリストが与党寄りのパネリストより著しく多く、発言が偏向している」とし、法定制裁の「関係者懲戒」を相次いで議決した。これは、注意・警告よりレベルの高い制裁だ。このほかにも『ニュース・ハイキック』は、2月1日の選放委の会議にも、公正性違反などに関連して3件の審議案件が上程されたといわれている。選放委の関係者は「『ニュース・ハイキック』は進行役の発言や出演者の傾向など、ほとんど全ての分野で露骨な偏向を示している」と語った。
申氏はかつて民主労働党や進歩新党の候補として総選挙に出馬したことがあり、進歩新党のスポークスマンなども務めた。2021-22年にはTBS(ソウル交通放送)ラジオの『申荘植の新装開業』の進行役として登場した。当時、申氏が進行を担当していた番組は法定制裁の「注意」2件と非法定制裁の「行政指導」22件、合わせて24件の制裁を受けた。
シン・ドンフン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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