▲イラスト=UTOIMAGE
ベルギーの空港で、北朝鮮製の麻酔剤を持ち込もうとしたモンゴル人が摘発された。この麻酔剤は北朝鮮が数年前から「万病治療薬」と宣伝してきたものだ。
現地の外交筋が17日に明らかにしたところによると、ベルギーのブリュッセル空港で先週、「クムダン2-注射薬」という名称の北朝鮮製の麻酔剤製品10箱を持って入国しようとしたモンゴル国籍の旅行客が、現地の税関で制止された。
このモンゴル人がどこから出発してベル..
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▲イラスト=UTOIMAGE
ベルギーの空港で、北朝鮮製の麻酔剤を持ち込もうとしたモンゴル人が摘発された。この麻酔剤は北朝鮮が数年前から「万病治療薬」と宣伝してきたものだ。
現地の外交筋が17日に明らかにしたところによると、ベルギーのブリュッセル空港で先週、「クムダン2-注射薬」という名称の北朝鮮製の麻酔剤製品10箱を持って入国しようとしたモンゴル国籍の旅行客が、現地の税関で制止された。
このモンゴル人がどこから出発してベルギーに到着したのかは確認されていないが、過去に何度も韓国を出発してベルギーに入国していたことが分かった。
現地の税関当局は駐ベルギー韓国大使館側に対し、この製品が韓国製かどうか問い合わせ、大使館側は韓国関税庁を通じて北朝鮮の製品だということを確認した。
この麻酔剤は2015年に韓国でもがん患者などに対して違法に販売され、後に摘発された製品だ。
製品の主成分は、手術の際に使用する局所麻酔剤のプロカインで、謝って使用するとショック症状や中枢神経系の異常などの副作用が起こる可能性がある。
ベルギーの税関当局は現在、この麻酔剤に麻薬成分が入っているかどうかについて追加の精密検査を行っており、麻薬成分が確認されればこのモンゴル人を現地警察に引き渡して取り調べを行う方針だ。
キム・ジャミン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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