【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈（チョ・テヨル）外交部長官は１２日、就任式後に行った記者会見で、徴用問題の解決策について「韓日関係改善の流れに乗り、日本の民間企業も一緒に船に乗ったつもりで問題を解決していく努力に参加することを期待している」と述べた。

　趙氏は、日本企業への賠償命令が確定した訴訟の原告らに対し韓国政府傘下の財団が民間企業の寄付金を財源として賠償相当額を支払う解決策「第三者弁済」が徴..

【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈（チョ・テヨル）外交部長官は１２日、就任式後に行った記者会見で、徴用問題の解決策について「韓日関係改善の流れに乗り、日本の民間企業も一緒に船に乗ったつもりで問題を解決していく努力に参加することを期待している」と述べた。

　趙氏は、日本企業への賠償命令が確定した訴訟の原告らに対し韓国政府傘下の財団が民間企業の寄付金を財源として賠償相当額を支払う解決策「第三者弁済」が徴用問題を解決するほぼ唯一の方法だとして、「（第三者弁済の）執行過程でさまざまな困難に直面しても、その解決策を基に問題を解決していきたい」との意向を示した。

　同解決策は韓国政府が昨年３月に発表した。徴用訴訟で勝訴が確定した原告が増え、財源が不足している状況だが、日本の被告企業などは資金拠出に参加していない。

　一方、中国の習近平国家主席の訪韓に関しては「できるだけ早いうちに来ていただきたい」として、「今回は習主席が（韓国に）来る番」との考えを明らかにした。対中関係については、「両国国民の相互認識がこの数年間極度に悪化し、改善の兆しが見えていないことが大きな問題」と懸念を示した。

聯合ニュース

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