【NEWSIS】韓国映画監督組合(DGK)が俳優イ・ソンギュンさん(48)の死を悼んだ。
韓国映画監督組合は12月30日、交流サイト(SNS)に「俳優の役割とは、一人の人間が自らの全身で体験し、感じたことを心の片隅に積み上げておき、カメラの前でそれまでの人生をささげ、引き出し、見せることではないかと思う。この点だけでも、彼は既に自身の役割を果たしていた」と故人をしのんだ。
◆【写真】イ・ソンギュン..
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【NEWSIS】韓国映画監督組合(DGK)が俳優イ・ソンギュンさん(48)の死を悼んだ。
韓国映画監督組合は12月30日、交流サイト(SNS)に「俳優の役割とは、一人の人間が自らの全身で体験し、感じたことを心の片隅に積み上げておき、カメラの前でそれまでの人生をささげ、引き出し、見せることではないかと思う。この点だけでも、彼は既に自身の役割を果たしていた」と故人をしのんだ。
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また「彼はデビューから7年間という長い無名時代を振り払い、大型ドラマで世間の注目を集めたが、人気に恋々とすることも、商業映画と独立系映画をえり好みすることもなく、自身を必要とする場に行ってその翼を広げた」「長年の縁がある人から依頼を受けると、友情出演・ノーギャラ出演をいとわずに喜んでして、大きな名声が期待される作品でも惜しむことなく相手役を輝かせるなど、欲張ることがなかった」と述べた。
その上で「行き過ぎた演技は珍しく、それでいて勇敢な俳優だった。彼が出演した作品ではいつも、彼がいるからこそ相手役たちがいっそう輝いた。それだけだっただろうか? いや、彼は無名の俳優たちをたびたび酒席に連れてきて、監督たちの前で自慢するのに忙しかった」と振り返った。
そして「彼の嫌疑が確定する前に被疑事実が公表され、具体的な捜査状況や確認されていない容疑がリアルタイムで報道された。監督組合は深い遺憾の意を表す。こうした過程で彼が感じた精神的負担や絶望は到底計り知れない」と述べた。
最後に「我々は彼を最後まで守ることができなかった。人生を投げ打ってカメラの前で物質化され、作品として永遠に残される俳優の宿命を守れなかった。申し訳ないばかりだ。悲痛だ。今となっては恥ずかしいが、このような悲劇が二度と起こらないよう、我々も必ずや尽力する」と述べた。
イ・ソンギュンさんは2023年10月に違法薬物使用容疑で立件され、警察の捜査を受けたほか、最近ではプライベートなやり取りまで報道されていた。12月27日にソウル市内の車の中で死亡しているのが発見され、29日に出棺された。
イ・ジェフン記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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