▲イラスト=UTOIMAGE
【NEWSIS】インドでけがをしたトラが森林から出てきて村にやって来る事件が起こった。多くの野次馬が集まったが、トラは意に介さず休息を取った。目撃者が撮影した動画がSNS(交流サイト)に掲載され大きな話題にもなった。後にこのトラは出動した地元当局により生きたまま捕獲された。
ザ・タイムズ・オブ・インディア(TOI)など複数の現地メディアが26日に報じた。報道によると、事件が起こったのはインド北部ウ..
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▲イラスト=UTOIMAGE
【NEWSIS】インドでけがをしたトラが森林から出てきて村にやって来る事件が起こった。多くの野次馬が集まったが、トラは意に介さず休息を取った。目撃者が撮影した動画がSNS(交流サイト)に掲載され大きな話題にもなった。後にこのトラは出動した地元当局により生きたまま捕獲された。
ザ・タイムズ・オブ・インディア(TOI)など複数の現地メディアが26日に報じた。報道によると、事件が起こったのはインド北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州ピリビット(Pilibhit)のある村だった。このトラは前日深夜に保護区から迷い出て村にやって来たという。一時は村全体が恐怖に包まれた。
しかしトラは攻撃的な行動は示さず、塀に上って休息を取った。朝になって出動した森林局の職員は周囲に網を張り住民の接近を遮断した。それでも知らせを聞いた多くの住民たちがやって来て現場は一時騒然とした。しかしトラは相変わらず落ち着いていた。
SNSに掲載された当時の様子を撮影した動画を見ても、周囲がかなり騒がしい一方でどこか落ち着いた雰囲気だった。多くの住民がトラを一目見ようと屋根の上に登り、ある住民は網をつかみながらトラを観察した。スマートフォンで写真や動画を撮る人もたくさんいた。壁の上にいたトラが立ち上がる様子も撮影されたが、あくびをするだけで危険な行動は取らなかった。
出動した森林局の職員らは慎重に捕獲を開始した。最初は布などでトラの視野を遮り、おりに誘導しようとしたが、トラは思い通り動かず失敗した。最終的に麻酔銃で眠らせ、トラが村に現れてから12時間後に生きた状態で安全に捕獲に成功した。
トラは捕獲の際に地面に横になった状態で職員らを避けようとしたが、激しい抵抗はしなかったため幸い負傷者などはなく生け捕りに成功した。森林局はこのトラについて「2-3歳ほどの雌で、けがをしているようだ。保護区から移されてから獣医らの診察を受けている」と明らかにした。
ヒョン・ソンヨン記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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