▲写真=韓国国防部
韓国軍は28日、韓国型3軸体系で大量反撃報復(KMPR)の中心的な手段となる高威力ミサイル「玄武4」と「玄武5」の試験発射に成功したことを明らかにした。韓国国防部(省に相当)の申源湜(シン・ウォンシク)長官は同日、担当記者団との懇談会で「軍は超精密(玄武4)・高威力(玄武5)ミサイルの試験発射に成功した」「戦力化の時期は極秘だが、計画されたスケジュールに従って実戦配備が進められるだろう」と明らか..
続き読む
▲写真=韓国国防部
韓国軍は28日、韓国型3軸体系で大量反撃報復(KMPR)の中心的な手段となる高威力ミサイル「玄武4」と「玄武5」の試験発射に成功したことを明らかにした。韓国国防部(省に相当)の申源湜(シン・ウォンシク)長官は同日、担当記者団との懇談会で「軍は超精密(玄武4)・高威力(玄武5)ミサイルの試験発射に成功した」「戦力化の時期は極秘だが、計画されたスケジュールに従って実戦配備が進められるだろう」と明らかにした。ただし試験発射が行われた正確な日時は公開されなかった。玄武4と玄武5はいずれも開発が最終段階にあり、近く実戦配備が行われそうだ。
玄武4は弾頭の重量が2トンで、今年9月に行われた韓国軍創設75周年となる「国軍の日」記念行事で初めて公開された。また現時点で一度も公開されていない玄武5は弾頭の重量が8-9トンと世界で最も重い「怪物ミサイル」と呼ばれている。玄武5は1発で平壌の主席宮、錦繍山太陽宮殿、地下100メートルよりも深いとされる「金正恩(キム・ジョンウン)バンカー」を破壊できるという。
申長官は先日、核兵器用プルトニウム生産の懸念が指摘されている北朝鮮の寧辺核施設にある軽水炉について「来年夏頃に正常稼働するだろう」との見方を示した。韓国軍は今年夏に冷却水の存在を確認し、寧辺軽水炉が試験稼働している事実を把握したという。また国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長も今月21日「寧辺軽水炉から蒸気の排出を観測した」と明らかにした。北朝鮮は2010年から寧辺に軽水炉を建設してきたが、完成目標とされた2012年には完成できず、最近になって稼働を開始したようだ。申長官は寧辺軽水炉の稼働段階について「一部でごく少量の核物質を装填し、原子炉の試験稼働を行った」「試験的に稼働しながら装備や施設を補完する段階だ」との見方を示した。
盧錫祚(ノ・ソクチョ)記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com