▲ウクライナ軍の攻撃を受け炎上するロシア軍の大型揚陸艦「ノボチェルカスク」。ノボチェルカスクはロシアが占領しているクリミア半島のフェオドシヤ港に停泊していた。/X(旧ツイッター)
ロシアが占領しているクリミア半島のフェオドシア港に停泊していた大型揚陸艦「ノボチェルカスク」がウクライナ軍の攻撃を受け大破した。
ロシア国防省は26日午前3時頃、フェオドシア港で大型揚陸艦ノボチェルカスクがウクライナ軍によるミサイル攻撃で大破したと発表した。インテルファクスなど外信各社が同日報じた。ノボチェルカスクは全長112.5メートル、排水量4000トン、乗組員87人で最大10両の中型戦車と..
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▲ウクライナ軍の攻撃を受け炎上するロシア軍の大型揚陸艦「ノボチェルカスク」。ノボチェルカスクはロシアが占領しているクリミア半島のフェオドシヤ港に停泊していた。/X(旧ツイッター)
ロシアが占領しているクリミア半島のフェオドシア港に停泊していた大型揚陸艦「ノボチェルカスク」がウクライナ軍の攻撃を受け大破した。
ロシア国防省は26日午前3時頃、フェオドシア港で大型揚陸艦ノボチェルカスクがウクライナ軍によるミサイル攻撃で大破したと発表した。インテルファクスなど外信各社が同日報じた。ノボチェルカスクは全長112.5メートル、排水量4000トン、乗組員87人で最大10両の中型戦車と340人の兵士を輸送できる。
ウクライナ軍によると、ノボチェルカスクの船内にはロシアがウクライナ各地の攻撃に使用しているイラン製ドローン「シャヘド」が積まれていたという。
ロシアが任命したクリミア半島州知事セルゲイ・アクショーノフ氏によると、今回の攻撃によりフェオドシア港で火災が発生し、1人が死亡、2人が負傷したという。また6つの建物でガラス窓が割れるなどの被害が発生した。
ウクライナ空軍のミコラ・オレシュチュク司令官がテレグラムで公開した動画などには、大きな爆発と夜空に巨大な炎や煙が上がる様子が撮影されていた。オレシュチュク司令官は昨年4月にウクライナ軍の地対艦ミサイルがロシア黒海艦隊の旗艦である巡洋艦モスクワを撃沈したことに言及し「ロシア軍艦隊は徐々に規模が小さくなっている」と指摘した。
ウクライナ軍は「ウクライナの戦術航空はフェオドシア周辺のロシア連邦黒海艦隊の大型揚陸艦ノボチェルカスクに対して巡航ミサイルによる攻撃を開始した」と明らかにした。ただしミサイルの種類など詳しい内容には言及しなかった。
ウクライナ空軍のユーリー・イーナット報道官は米政府系放送ボイス・オブ・アメリカの取材に「ロシアの防空システムがこの地域を守っているにもかかわらず、攻撃は成功した」「ウクライナ軍は非常に正確な攻撃力を持つため、ロシア黒海艦隊は黒海で影響力を失いつつある」と主張した。
ロシアメディアは「ウクライナは今回の攻撃で英国から供与された巡航ミサイル『ストーム・シャドー』4発を使用した」との見方を示している。あるロシア軍関係者は「おそらく戦闘機のSU24から英国のストーム・シャドー4発がノボチェルカスクに向け発射されたようだ」とコメントした。
ウクライナ軍は今年1月から10月までクリミア半島とロシア黒海艦隊に対して少なくとも155回攻撃を行った。これは平均で1日1回のペースになるという。米ニューヨーク・タイムズが報じた。
イ・ヘジン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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