【ソウル聯合ニュース】韓国の今年の輸入車販売で上位争いが混戦となっている。これまではメルセデス・ベンツとBMW、アウディ、フォルクスワーゲン(VW)の4強体制だったが、今年はベンツとBMWの首位争いに決着がついておらず、不振のVWに代わってテスラとボルボのどちらが4位に浮上するかも注目される。
韓国輸入自動車協会(KAIDA)と自動車統計機関のカーイズユー・データ研究所によると、輸入車ブランド別の..
続き読む
【ソウル聯合ニュース】韓国の今年の輸入車販売で上位争いが混戦となっている。これまではメルセデス・ベンツとBMW、アウディ、フォルクスワーゲン(VW)の4強体制だったが、今年はベンツとBMWの首位争いに決着がついておらず、不振のVWに代わってテスラとボルボのどちらが4位に浮上するかも注目される。
韓国輸入自動車協会(KAIDA)と自動車統計機関のカーイズユー・データ研究所によると、輸入車ブランド別の1~11月の累計販売台数はBMWが6万9546台、ベンツが6万8156台、アウディが1万6650台、テスラが1万5439台、ボルボが1万5410台、レクサスが1万2191台などとなっている。
首位のBMWはベンツに1400台ほどの差をつけているが、ベンツはフルモデルチェンジした「Eクラス」新型の来年1月の韓国発売を前にこれら一部モデルで割引攻勢をかけており、年間順位はまだ見通せない。
昨年の販売1位はベンツで8万976台、2位BMWは7万8545台だった。1~11月累計ではBMWがわずかに先行していたが、12月にベンツが大きく販売を伸ばし、年間ではBMWに逆転。BMWは2015年以降、1位から遠ざかっている。
今年はアウディに続く4位争いも激しい。これまで4位が定位置だったVWは、序盤の出荷停止などが響き販売台数が急減し、上位から脱落した。一方、電気自動車(EV)のテスラは中国で生産した「モデルY」を投入して販売を強化、ボルボは安全性を積極的にPRしている。11月までに両ブランドの開きは30台程度しかない。
また、一時期の日本製品の不買運動により低迷していたレクサスが、韓日関係の改善を追い風に再び上位に食い込んでいる。1~11月累計は1万2191台で、前年同期比86.6%増加した。
ポルシェは11月までで累計1万442台と、初めて年間1万台を超えた。
輸入車業界の関係者は、ぜいたく品と思われていた輸入車の市場に多様なブランドが進出し競争が活発になったことで、消費者の選択肢が増えたとの見方を示した。
聯合ニュース
Copyright (c) Chosunonline.com