廃電池から鉱物、韓国でリサイクル規制緩和

2023/12/28 10:05

【写真】全羅北道群山市にある廃電池リサイクル工場で電気自動車用の電池を粉砕した「ブラックパウダー」が袋に詰められている。この粉末からリチウム、コバルト、ニッケルなどを取り出し、電池生産に使用する/韓国環境部

 韓国・全羅北道群山市にある電池リサイクル工場では、電気自動車(EV)の廃電池からモジュールを分離し、細かく粉砕して「ブラックパウダー」に加工している。小麦粉よりもう少し粗い粉末にはリチウム、コバルト、ニッケルなど電池生産に必要な重要鉱物が含まれている。そこに硫酸を注いで溶かすなどすると、同じ鉱物同士が結晶となって分離された。廃電池から原材料を取り出しているのだ。工場関係者は「廃電池は重要鉱物を抽..

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