韓国史跡第117号に指定されている景福宮の塀への落書きを少年らに持ちかけた自称「イ・チーム長」は実行犯の17歳少年に「毎月1000万ウォン(約110万円)の給与を払える」などと就職まで持ちかけていたことが分かった。
メッセージアプリのテレグラムで自らを不法ストリーミングサイトの運営者「イ・チーム長」と名乗ったこの人物は、少年に景福宮の塀への落書きを持ちかけた際「私は毎月複数の社員に1000万ウォン..
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韓国史跡第117号に指定されている景福宮の塀への落書きを少年らに持ちかけた自称「イ・チーム長」は実行犯の17歳少年に「毎月1000万ウォン(約110万円)の給与を払える」などと就職まで持ちかけていたことが分かった。
メッセージアプリのテレグラムで自らを不法ストリーミングサイトの運営者「イ・チーム長」と名乗ったこの人物は、少年に景福宮の塀への落書きを持ちかけた際「私は毎月複数の社員に1000万ウォンの給料を支払っている」「今回成功すればお前も社員として採用できるかも」と提案したという。
また少年から「自宅にPCがない」と聞き、「PCも提供できる」として説得を行ったようだ。
ただし実際にPCは提供しなかったという。
少年は自分で2000ウォン(約220円)のスプレーを2本購入し、指示に従って犯行に及んだ。少年が落書きを終え京畿道水原市の自宅に戻るとイ・チーム長との連絡は途絶えたという。
捜査が始まった直後イ・チーム長は少年に「逃げろ」というメッセージを1回だけ残していた。
少年と共に犯行に及んだ少女(16)はあるメディアとのインタビューで「(イ・チーム長の声は)20代の男性のようだった」「落書きの後に自分で塀を確認しに行った」と主張した。
警察は少年に対する拘束令状を申請したが、22日までに棄却された。
ソウル中央地裁の李敏洙(イ・ミンス)令状担当部長判事は棄却理由について「少年犯に対する拘束令状はやむを得ない場合を除いては出せない」と説明した。
ただし模倣犯の20代男性については「証拠隠滅の恐れがある」として令状を出した。
警察は少年らから在宅で犯行の経緯などについて事情を聞く一方、彼らに犯行を指示したイ・チーム長の銀行口座などを追跡している。
ソン・ジウク記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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