▲イラスト=UTOIMAGE
飲食店で食事をしていた現職の看護師が、呼吸困難で意識を失った70代の男性の命を救ったことが後になって分かった。慶尚南道昌原市の義昌消防署などが4日に明らかにした。
同署によると、先月26日、昌原市内のある飲食店で食事をしていた70代の男性が突然意識を失って倒れたという。
公開された防犯カメラ映像を見ると、一緒に食事をしていた男性の家族はどうしたらいいか分からず戸惑っている。そうした中、偶然隣の席..
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▲イラスト=UTOIMAGE
飲食店で食事をしていた現職の看護師が、呼吸困難で意識を失った70代の男性の命を救ったことが後になって分かった。慶尚南道昌原市の義昌消防署などが4日に明らかにした。
同署によると、先月26日、昌原市内のある飲食店で食事をしていた70代の男性が突然意識を失って倒れたという。
公開された防犯カメラ映像を見ると、一緒に食事をしていた男性の家族はどうしたらいいか分からず戸惑っている。そうした中、偶然隣の席に座っていた女性が冷静に応急処置を始めた。
この女性は、家族が男性に水を飲ませようとしたのを止め、落ち着いて男性を外に移した。意識のない人に水を飲ませると窒息する危険性があるからだった。
また、この女性は男性の心臓が動いていることを確認し、胸部圧迫ではなく胸部マッサージで心臓を刺激した。すると、男性は応急処置を始めてから5分ほどで意識を取り戻した。男性は駆け付けた救急隊によって病院に搬送された。
実は、男性に応急処置を実施した女性は昌原市内のある総合病院に勤務しているキャリア18年の看護師キム・ヒョンジさんだった。
キム・ヒョンジさんはメディアとのインタビューで、「あの日、高齢男性のご家族が私たちの食事代まで払ってくれた。また、飲食店では追加の飲み物代を差し引いてくれた。当然のことだと思っていたので、ありがたい。ここまで注目されるとは思わなかった」と語った。
一方、先月25日にはソウル・汝矣島の大手デパート「ザ・現代ソウル」のエレベーター内でも60代の男性が突然倒れた際、偶然一緒に乗っていた看護師が心肺蘇生(そせい)法で男性の命を救った。今年9月には蔚山市内でも、路上で倒れている60代男性を発見した看護師が心肺蘇生法で男性の命を救っている。
キム・ミョンイル記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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