【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は1日、北朝鮮が軍事偵察衛星の3回目の打ち上げを行ったことを受け、衛星開発や物資調達、弾道ミサイルの研究・開発などに関与した北朝鮮の個人11人を独自制裁の対象に指定したと発表した。
外交部は報道資料で、「安全保障を脅かす軍事偵察衛星の打ち上げを含む北の違法な活動に積極的に対応していく」と強調した。
北朝鮮は先月21日に軍事偵察衛星「万里鏡1号」を運搬ロケット「千里馬..
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【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は1日、北朝鮮が軍事偵察衛星の3回目の打ち上げを行ったことを受け、衛星開発や物資調達、弾道ミサイルの研究・開発などに関与した北朝鮮の個人11人を独自制裁の対象に指定したと発表した。
外交部は報道資料で、「安全保障を脅かす軍事偵察衛星の打ち上げを含む北の違法な活動に積極的に対応していく」と強調した。
北朝鮮は先月21日に軍事偵察衛星「万里鏡1号」を運搬ロケット「千里馬1型」で打ち上げており、これを主導した国家航空宇宙技術総局の関係者4人が制裁対象に指定された。
軍需産業との関連が指摘されている機械メーカー・竜城機械連合企業所の支配人と、弾道ミサイルの研究・開発・運用に関与した6人も制裁リストに追加された。
外交部によると、これら11人のうち10人は韓国が世界で初めて制裁対象に指定した。
米財務省外国資産管理局(OFAC)も同日、北朝鮮のハッカー集団「キムスキー」のほか、大量破壊兵器開発の資金調達とミサイル技術取得に関わった関係者8人に対し制裁を科した。日本も個人5人と4団体、オーストラリアも個人7人と1団体に対しそれぞれ制裁を加えた。
韓米日の3カ国が事前調整を経て同時に北朝鮮への独自制裁を発表した例はこれまでもあったが、これにオーストラリアが加わるのは初めてとなる。外交部は「北の度重なる挑発を座視しないという国際社会の意志が強まっていることの表れ」と評価している。
OFACの制裁対象には、韓国が6月に制裁対象に指定した「キムスキー」も含まれており、友好国が同一の対象に重複して制裁を行う傾向も強まっている。
国連安全保障理事会では中国とロシアの反対により新たな制裁の推進が困難な状況だが、韓国政府は友好国が独自制裁により包囲網を狭めることで一定の効果を上げることができると見込んでいる。
聯合ニュース
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