▲大邱地裁浦項支部/写真=ニュース1
慶尚北道浦項市で昨年発生した「女子大生タクシー飛び降り死亡事件」。この事件で起訴された60代のタクシー運転手と40代のドライバーに、いずれも無罪が言い渡された。
大邱地裁浦項支部刑事1単独の宋秉勲(ソン・ビョンフン)部長判事は28日、交通事故処理特例法違反(致死)の罪で起訴されたタクシー運転手A被告と、SUV(スポーツタイプ多目的車)のドライバーB被告に対し、それぞれ無罪を言い渡した。
A被告は..
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▲大邱地裁浦項支部/写真=ニュース1
慶尚北道浦項市で昨年発生した「女子大生タクシー飛び降り死亡事件」。この事件で起訴された60代のタクシー運転手と40代のドライバーに、いずれも無罪が言い渡された。
大邱地裁浦項支部刑事1単独の宋秉勲(ソン・ビョンフン)部長判事は28日、交通事故処理特例法違反(致死)の罪で起訴されたタクシー運転手A被告と、SUV(スポーツタイプ多目的車)のドライバーB被告に対し、それぞれ無罪を言い渡した。
A被告は昨年3月4日、浦項市北区興海邑のKTX浦項駅近くで女子大生Cさんを自分のタクシーに乗せた。Cさんは、自分が通っていた大学へ向かうと言ったが、A被告は別の大学と勘違いしてその方向へ車を走らせた。すると、誘拐されると思ったCさんが走行中のタクシーから飛び降り、B被告の運転していた後続車(SUV)にひかれた。Cさんは病院へ搬送されたが死亡した。
事件後、A被告はタクシー業に従事していながら聴力管理が不十分だった業務上過失があり、B被告は速度超過、前方不注意の疑いがあるとして起訴された。
宋判事は「A被告は浦項駅から、Cさんの目的地を別の大学だと認識して通常のルートで運行した。また、Cさんがおびえて走行中のタクシーから飛び降りることは全く予見できなかったと判断される。B被告も、当時の状況で、Cさんを発見して事故を回避するのは困難だったとみられる」とし「二人に対する公訴事実は犯罪の証明がない場合に該当し、無罪を宣告する」と言い渡した。
ノ・インホ記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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