▲ソウル北部地検(ソウル市道峰区)。/News 1
債務者に最高で年率2万%の利息を要求し、返済が遅れると家族や知人に裸の写真や合成した性売買のビラを送りつけるなどして違法にカネを奪い、執拗(しつよう)につきまとっていた犯行グループの5人が起訴された。このうち4人は逮捕された。ソウル北部地検女性自動犯罪捜査部が15日、明らかにした。
起訴されたのは、闇金融業者の中間管理職A被告(31)ら5人。5人は最高で年率2万%の高金利を適用して違法な貸し付け..
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▲ソウル北部地検(ソウル市道峰区)。/News 1
債務者に最高で年率2万%の利息を要求し、返済が遅れると家族や知人に裸の写真や合成した性売買のビラを送りつけるなどして違法にカネを奪い、執拗(しつよう)につきまとっていた犯行グループの5人が起訴された。このうち4人は逮捕された。ソウル北部地検女性自動犯罪捜査部が15日、明らかにした。
起訴されたのは、闇金融業者の中間管理職A被告(31)ら5人。5人は最高で年率2万%の高金利を適用して違法な貸し付けを行うとともに、債務者に裸の写真を要求し、これをばらまくと脅迫した疑いなどがある。被告らは貸金業法、犯罪収益隠匿規制法、電子金融取引法違反などの罪に問われている。
A被告らは若者や零細商人、債務不履行者など信用度の低い弱者を主に狙い、犯行に及んでいた。83人に対して30万ウォン(約3万3000円)ずつ複数回に分けて貸した後、年3476%という高利で返済させた。83人のうち30人は30歳以下の若者で、社会人1年生だったという。返済期限までに借金を返せなければ、追加で利息を払わせていた。検察はこのグループが、法定利息を超える利息を適用して犯罪収益を得ていたとみて、犯罪収益隠匿規制法違反の罪を追加で適用した。
グループは、債務者の家族や職場の同僚などに連絡し、大声でわめいて罵声を浴びせながら「カネを返さないまま行方をくらました」などのメッセージを債務者の裸の写真と一緒に送り、脅迫した。実際に、被害者の一人が30万ウォンずつ数回に分けて借金し、返済が遅れると、グループは債務者の娘が通う中学校に「叔父だが、めいと話がしたい」と電話をかけたり、債務者に「カネを返さなければ娘の中学校にお前の裸の写真をばらまくぞ」などと脅迫したりしていたという。
また、犯行グループは、誰のものか分からない裸の写真に債務者の顔を合成して「知り合いに送るぞ」と脅迫していたという。この写真を債務者の両親や兄弟、職場の同僚などに送ったり、SNS(交流サイト)に投稿したりして違法にカネを奪っていた。検察は「犯行グループは債務者とその家族に繰り返し連絡し、不安感と恐怖心を植え付けた」として、ストーキング処罰法違反の罪も適用した。
検察は「被害者の方々に対し、心理面のケアおよび法律相談などの支援を行うとともに、違法な撮影物の拡散を止めるために、違法撮影物の削除を要請した」「違法に取得した犯罪収益を徹底的に追跡し、残らず回収する」と説明した。
チョ・ジェヒョン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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