▲イラスト＝UTOIMAGE

　釜山市内のスーパーで商品を盗んで逃走した40代の男が、警察との追撃戦を繰り広げた末、力尽きて降参する様子が映像で公開された。

　釜山南部警察署が15日に明らかにしたところによると、窃盗事件は先月15日午前9時50分ごろ、釜山市南区のスーパーで発生。男が外の陳列台から造花1束を盗んで逃げたという。犯行を目撃したスーパーのオーナーは男を一度捕まえたが、警察が現場に到着する直前に男は再び逃走した。

　パト..

▲イラスト＝UTOIMAGE

　釜山市内のスーパーで商品を盗んで逃走した40代の男が、警察との追撃戦を繰り広げた末、力尽きて降参する様子が映像で公開された。

　釜山南部警察署が15日に明らかにしたところによると、窃盗事件は先月15日午前9時50分ごろ、釜山市南区のスーパーで発生。男が外の陳列台から造花1束を盗んで逃げたという。犯行を目撃したスーパーのオーナーは男を一度捕まえたが、警察が現場に到着する直前に男は再び逃走した。

　パトカーは通報のあった場所の近くに到着すると、男を探した。すると男がスーパーの店員に追いかけられているのを発見し、追撃を開始。14日に警察庁のYouTubeで公開された当時の映像を見ると、しばらく走り続けていた男は狭い路地に入り込む。パトカーもすぐに路地に向かうが、対向車に進路を遮られたため、すかさずパク・スリム警長（巡査長に相当）がパトカーを降りて駆け出した。

　男を追撃していたスーパーの店員は、息が切れて男を追うのを諦めた。パク警長は猛スピードで男を追いかけ距離を縮めた。パトカーも市民の協力のおかげで再び追撃を開始。しばらくすると男は徐々に足が重くなり、後ろを振り返って警察の姿を確認すると、観念して「はぁ、はぁ」と息をついた。

　窃盗の疑いで拘束された男は「造花がきれいだったので盗んだ」「カネがなくて代金を支払えなかった」と供述した。調査の結果、男は基礎生活（生活保護）受給者で、男の盗んだ造花は4000ウォン（約440円）相当の物だったことが分かった。

　男を猛スピードで追走して身柄を確保したパク警長は「普段からランニングを熱心にやっていた」として「途中で店員が追撃を諦めたのを見て、私が逃すわけにはいかないと思って粘り強く走った」と話した。

ムン・ジヨン記者

チョソン・ドットコム／朝鮮日報日本語版

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