▲写真=UTOIMAGE
未熟な運転により車で貯水池に落ちたが、エアポケット(空気層)ができていたおかげで約1時間持ちこたえた50代の女性が奇跡的に救助された。慶尚北道慶山消防署が24日に発表した。
発表によると、23日午前7時14分ごろ、「慶山市竜城面のフェゴク貯水池に車が転落し、沈んでいる」という通報があったという。通報を受けた消防当局は現場に到着したが、既に車は水中に完全に沈み、見えなくなっていたとのことだ。だが、..
続き読む
▲写真=UTOIMAGE
未熟な運転により車で貯水池に落ちたが、エアポケット(空気層)ができていたおかげで約1時間持ちこたえた50代の女性が奇跡的に救助された。慶尚北道慶山消防署が24日に発表した。
発表によると、23日午前7時14分ごろ、「慶山市竜城面のフェゴク貯水池に車が転落し、沈んでいる」という通報があったという。通報を受けた消防当局は現場に到着したが、既に車は水中に完全に沈み、見えなくなっていたとのことだ。だが、潜水具を装着した救助隊員が水中捜索に取りかかり水深5メートル地点にいた車を発見、女性を救助した。通報から救助までかかった時間は約1時間だったと消防当局は説明した。
「女性が完全に水没した車で約1時間持ちこたえることができたのは、車内にエアポケットができていたおかげだ」と専門家らは説明している。
大邱保健大学消防安全管理学科のチェ・ヨンサン教授は「水深10メートル以内の場合、水圧が車内の空気を圧縮するほどではないため、エアポケットが形成される」と話す。もし、車の内部の高さが1メートル程度だと仮定した場合、水深約5メートルなら社内の高さの半分程度の空間にエアポケットが形成されるというのが同教授の説明だ。
消防当局関係者は「運転が未熟だったことによる転落事故であり、本人以外に同乗者はいなかった」「救助された女性は軽い低体温症以外には命にかかわるようなけがはない状態だった」と明らかにした。
ノ・インホ記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com