▲写真=UTOIMAGE
人間の身体に生えている「毛」の中でも、デリケートゾーンの陰毛がことのほか太くて縮れている理由は何だろうか。誰でも一度は持ったであろう疑問の中にある秘密を、韓国の研究陣が解き明かした。
西江大学バイオ界面研究所の申寛雨(シン・グァンウ)教授のチームは最近、国際的な皮膚・毛髪学術誌「皮膚臨床学(Experimental Dermatology)」に、陰毛を覆っているキューティクル(cuticle、毛..
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▲写真=UTOIMAGE
人間の身体に生えている「毛」の中でも、デリケートゾーンの陰毛がことのほか太くて縮れている理由は何だろうか。誰でも一度は持ったであろう疑問の中にある秘密を、韓国の研究陣が解き明かした。
西江大学バイオ界面研究所の申寛雨(シン・グァンウ)教授のチームは最近、国際的な皮膚・毛髪学術誌「皮膚臨床学(Experimental Dermatology)」に、陰毛を覆っているキューティクル(cuticle、毛表皮)を分析して明らかになった内容を発表した。研究結果は、同誌の表紙でも紹介された。
今回の研究は20代、30代、40代の韓国人男性の頭髪と、同一人物の陰毛を比較するという手法で行われた。そして、電子顕微鏡と先端分光装置を用いて頭髪と陰毛の分析が行われた。
研究の結果、秘密は毛を保護しているキューティクル内部の差異にあった。陰毛のキューティクルは頭髪のそれより厚く、しっかり重なっていたのだ。キューティクルが多層に重なる形態は、頭髪と全く違う配置で外部に露出していた。
また、このように物理的に補強されたキューティクルは、尿のような外部環境に一層強いという特徴を持っていた。人工尿など変化した環境に置かれたときも、陰毛のキューティクルは毛の内部の化学的・物理的性質を頭髪よりもはるかに効果的に保護していた。一言で言えば、太くて縮れている毛は、生殖器の環境に強くなるための適応の結果だというのが研究チームの説明だ。
申教授は「一般の人々と同じ好奇心から研究を始めた」としつつも「この結果が、人間の進化による、または外部環境に対する、人間の生物学的適応という大きなテーマで理解されることを望む」と付け加えた。
ムン・ジヨン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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