【NEWSIS】「こんにゃくゼリーのカップ入りタイプ2袋 機内持ち込みで持ち帰りました」
1日、韓国最大の日本旅行関連インターネット・コミュニティー・サイトに投稿された文だ。 この投稿文はサイト運営側によって非公開になった。カップ入りタイプのこんにゃくゼリーは韓国国内への持ち込みが禁止されている。以前、こんにゃくゼリーを食べて気道がふさがり、死亡した事例が国内外で発生したためだ。
韓国食品医薬品..
続き読む
【NEWSIS】「こんにゃくゼリーのカップ入りタイプ2袋 機内持ち込みで持ち帰りました」
1日、韓国最大の日本旅行関連インターネット・コミュニティー・サイトに投稿された文だ。 この投稿文はサイト運営側によって非公開になった。カップ入りタイプのこんにゃくゼリーは韓国国内への持ち込みが禁止されている。以前、こんにゃくゼリーを食べて気道がふさがり、死亡した事例が国内外で発生したためだ。
韓国食品医薬品安全処が3日に明らかにしたところによると、こんにゃくをゲル化剤として使用したカップ入りゼリーについては韓国への持ち込みを禁止しているとのことだ。
ゲル化剤とはさまざまな製品の濃度や質感を改善するために使われる添加物のことで、食品の粘度を高める役割をする。
韓国関税庁も「カップ容器に入ったこんにゃくゼリーは通関できない」「カップ入りタイプのこんにゃくゼリーは小さい子どもが食べると窒息する危険があるため」としている。
こんにゃくゼリーに対し規制を設けているのは韓国だけではない。20年前の2003年3月、欧州議会は暫定的にこんにゃくを含むゼリーの製造・販売・輸入禁止を決定した。さらに、同年6月にはゼリーに対するこんにゃくの使用禁止を明文化することを決め、各加盟国に翌年1月までに関連規定を改正するよう勧告した。
米国はこれより前の2001年、米食品医薬品局(FDA)の食品安全・応用栄養センター(CFSAN)と米消費者製品安全委員会(CPSC)がこんにゃくを含有するミニカップゼリー製品の窒息に対する潜在的な危険性を調査し、子どもなどに窒息の危険性があると最終的に結論付け、物理的試験をせずに輸入禁止措置を決めた。
韓国食品医薬品安全処も食品規定で、ゼリーの製造・加工基準を設けて管理している。食品規定によると、吸い込んで口に入れるカップ入りなどのゼリーは ▲ふたと接触する面の最小内径が5.5センチメートル以上で、高さと底面の最小内径はそれぞれ3.5センチメートル以上 ▲長辺の長さが10センチメートル以上で、幅と厚さがそれぞれ1.5センチメートル未満 ▲ゼリー内の2地点を結ぶ最も長い直線の長さが5.5センチメートル以上で、ゼリーの重さが60グラム以上、などを順守するよう基準を設けている。
韓国食品医薬品安全処では、管理基準の設定だけでなく、海外の通販サイトで購入し個人輸入などで国内に入ってくるこんにゃくゼリーのうち、危害のある食品についても徹底的に選別している。
同処の関係者は「最近日本から入ってくるこんにゃくゼリーのうち、『こんにゃくゼリー・パウチ』製品が食品規定のカップ入りゼリー製造・加工基準に適合していないことを確認した」「海外からの個人輸入危害食品リストに登録した」と述べた。
こんにゃくゼリーを安心して味わう方法もある。同処の関係者は「チューブ(パウチ)に入っていて、手で絞るようにして食べるこんにゃくゼリーの持ち込みは許可している」と語った。
ソン・ジョンホ記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com