▲高麗大学に通っていた故イ・ジュヨンさん。写真=韓国臓器組織提供院
最後の試験を終えて帰宅した後、突然倒れて脳死状態に陥った名門・高麗大学の学生が、臓器提供により新たな命を救って天国へと旅立った。24歳だった。
韓国臓器組織提供院は13日、「先月27日に脳死状態に陥った高麗大学の学生イ・ジュヨンさんがソウル峨山病院で心臓・肺・肝臓・左右の腎臓とすい臓、左右の眼球を6人に提供して亡くなった」と発表した。
イ・ジュヨンさんは先月、4年生1学期の最後の試験を終えて家に..
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▲高麗大学に通っていた故イ・ジュヨンさん。写真=韓国臓器組織提供院
最後の試験を終えて帰宅した後、突然倒れて脳死状態に陥った名門・高麗大学の学生が、臓器提供により新たな命を救って天国へと旅立った。24歳だった。
韓国臓器組織提供院は13日、「先月27日に脳死状態に陥った高麗大学の学生イ・ジュヨンさんがソウル峨山病院で心臓・肺・肝臓・左右の腎臓とすい臓、左右の眼球を6人に提供して亡くなった」と発表した。
イ・ジュヨンさんは先月、4年生1学期の最後の試験を終えて家に帰り、部屋に入ろうとしたところ倒れ、病院に搬送されたが、家族は医療陣に「再び目が覚めることはないだろう」と言われたという。家族たちはイ・ジュヨンさんに「どこかで生きていてほしい」という気持ちで臓器提供を決心したとのことだ。家族は「(イ・ジュヨンさんの)祖母が長い間人工透析を受けていたため、病気で苦しんでいる人々の力になれば」「提供する瞬間まで頑張っていてくれたことに敬意を持ち、感謝したい」と語った。
家族によると、イ・ジュヨンさんは祖父母と一緒に過ごすのが好きで、周囲の人々にとてもかわいがられたという。京畿道九里市交響楽団と高麗大学管楽部でフルートを演奏するほど音楽の才能があったとのことだ。イ・ジュヨンさんが臓器提供のために病院を移る際は友人20人余りが見送りのため集まった。
キム・イェラン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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