唯一神概念になじみが薄い日本人のためのキリスト教入門書

2023/06/18 06:17

【新刊】橋爪大三郎・大澤真幸著、コ・フンソク訳『ふしぎなキリスト教』(ブック&ワールド刊)

 「キリスト教に対する理解度が世界で最も低い」日本の読者を対象にしたキリスト教入門書だ。日本人にとって神は友人のようなもので、多ければ多いほどいい存在。だから唯一神概念はなじみが薄く、「ふしぎ」だという。比較宗教社会学者と理論社会学者の著者たちが対談を通してキリスト教を「理解」の対象として分析し、説明する。

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