【コラム】朝鮮王朝500年、最後の宮中宴会のむなしさ

2023/01/22 06:41

高宗即位40年の宴会を復元公演 視覚的・音楽的には華麗だが… その8年後の国権喪失を想起すると、韓国人に与える教訓は「反面教師」

▲国立国楽院の忘年公演「壬寅進宴」。/写真=国立国楽院提供

 朝鮮王朝時代、国王の誕生日の宴はどのようなものだったのだろうか。昨年12月に国立国楽院で開かれた「壬寅(じんいん)進宴」は、その気になるところを解消してくれる舞台だった。「壬寅」とは「みずのえとら」年、「進宴」とは宮中で催される宴のことを指す。実際、この公演は1902年の高宗即位40周年と51歳の誕生日を記念するために開かれた宴を、100分前後に再構成したものだ。このため壬寅進宴は、朝鮮王朝50..

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