【NEWSIS】9日、チリ・アンデス山脈のラスカル火山で巨大な噴煙が上がると、登山客を案内していた山岳ガイドは「死ぬかもしれない」と思い、家族に胸の詰まるようなメッセージを込めた動画を撮影して別れを告げた。
13日(現地時間)、米紙ニューヨーク・ポストによると、このガイドが標高1万8000フィート(約5486メートル)地点を過ぎた時、突然火山が爆発し、巨大な噴煙や小石が吹き出したとのことだ。
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【NEWSIS】9日、チリ・アンデス山脈のラスカル火山で巨大な噴煙が上がると、登山客を案内していた山岳ガイドは「死ぬかもしれない」と思い、家族に胸の詰まるようなメッセージを込めた動画を撮影して別れを告げた。
13日(現地時間)、米紙ニューヨーク・ポストによると、このガイドが標高1万8000フィート(約5486メートル)地点を過ぎた時、突然火山が爆発し、巨大な噴煙や小石が吹き出したとのことだ。
登山客たちは生き残るために必死に走らなければならなかったという。
ガイドは「火山が爆発した。ここは噴火口の端だ。アンドレ、愛してる。お父さん、お母さん、そしてみんな、愛してる」と叫んで尾根を必死に駆け下りている。
このガイドは「火山が噴火した瞬間、4人のフランス人登山客と共に山を登っていた」とチリ地元紙「ラス・ウルティマス・ノティシアス」に語った。
17年のキャリアを持つこのガイドはラスカル火山に700回以上登ったという。
登山客の1人が昼12時30分ごろ、「何かの音が聞こえた」とガイドに言ったその時、火山から噴煙が上がった。
彼らは安全な場所まで下山するのに約40分かかった。チリ当局は「火山の爆発による負傷者はいない」と発表した。
ガイドは「17年間の経験が私を救った」「週に一度ここに登っていたのは信じられない祝福だった」とも語った。
チリ当局は、火山の噴火による地震が発生した後、緊急事態を宣言し、地元住民や登山客のため安全措置を取ると明らかにした。
ラスカル火山から大量の煙や火山灰、ガスなどが噴出したが、近隣の村の家はどこも損傷がないことが調査で分かった。当局は噴火口から5キロメートルの所までの進入を禁止している。
キム・グァンウォン記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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