【コラム】韓国外交の宿痾「恐中症」は治せないのか

2022/11/26 18:17

中国のウイグル人権弾圧糾弾に、自由陣営50カ国のうち韓国だけが参加せず 「力による現状変更は駄目」と言う尹大統領の中国批判の一言で恐中症が治るだろうか

 サッカーに「恐韓症」という言葉があった。唯一韓国サッカーにだけは参っていた中国が腹立ち半分、ねたみ半分で使っていた表現だ。韓中間の国家代表Aマッチが初めて行われたのは1978年のことで、以来32年間、韓国と27回当たって0勝16敗11引き分けを記録した。中国の初勝利は2010年の東アジア・カップで実現した。

 そのころ、中国はサッカーだけでなく多くの分野で韓国に対し恐怖に近い感情を抱いていた。数百..

続き読む