【萬物相】あまりに非科学的な韓国の「コロナ葬儀」

2021/12/18 06:27

【写真】京畿道高陽市のソウル市立昇華院で行われた葬儀の様子。遺体が入った棺に向かって遺族が礼をしている。14日撮影。/キム・ミョンジン記者

 作家の故・朴婉緒(パク・ワンソ)氏は6・25のときに叔父と兄を亡くした。兄は事故で銃傷を受け、自宅に戻ったが数カ月後に亡くなった。この兄は左翼活動に参加した経歴があったため、その死を周囲に伝えることができず大急ぎで埋葬した。朴氏は当時の様子を「死をごくりと飲み込んだ」と表現した。正式な手続きを経ず兄の葬儀を行った後遺症は後に『お釈迦(しゃか)様の近く』などの小説に描かれるようになった。

 コロナの..

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